スマートフォン市場におけるW-ZERO3の立ち位置

第7回 ケータイ、PHS、それともイー・モバイル?(前編) (2/3)
ITmedia エンタープライズ

知人の勤務する会社では、最近会社にW-ZERO3を全面的に導入した。いろいろと話を聞いてみると「Webアクセスは本当に遅い。でも、これまで携帯電話でやり取りしていた連絡事項をメールで行えるようになったのは大きな進歩だった。なにしろ、ウチの会社は年配の営業マンも多く、メールをほとんど使わない人が多かったから」という。

W-ZERO3QWERTY配列のキーボードを備え、携帯電話のメールが苦手でもPCが操作できるなら違和感なくメールが作成できる。屋外ではテキストメール中心で使い、Webやデータ転送は自宅や社内のワイヤレスアクセス/公衆無線LANスポット、といった活用法が適していると考えられる。

確かに現状、ウィルコムW-SIMでの通信速度は他社に比較しても遅いですよね。赤耳や青耳にすれば多少改善もされますが、相対的に見ればまだまだだと思います。企業から提供されるサービスというのは、マーケティングを前提とした市場における費用対効果評価の結果から導かれたものなので、通信速度を補うものがあるからこそ、サービスの市場性は維持されていると言えます。
例えば、データ&音声定額通信、メールの送受信無料といった他社でもなかなか実現できないことを実現しているところは、他社ではなかなか真似できていない部分です。これらのメリットを活かす使い方が日常ニーズと合うのであれば、こんなに安心感のあるキャリアもなかなかないのではないか、というのが個人的な所感です(*´ω`)