最近のAdvanced/W-ZERO3[es]

Advanced/W-ZERO3[es]に関して書くときは、単機能についての不満ばかり書いてきたような印象があります。しかし、しばらくの間腰を据えてじっくりと使ってきた今、いいところも自分なりに認めつつあります。実は、これまでAdvanced/W-ZERO3[es]を使ってみての感想などは書いてこなかったので、改めて書いてみたいと思います。

  • 本体メモリが大きく、アプリ動作が安定
    1. 初代とW-ZERO3[es]で不満だったメモリ不足が一挙に解消され、【Office Mobile(特に【PowerPoint Mobile】)】の動作が安定した
    2. ファイルサイズが大きいPDF書類もエラーなく展開可能になった
    3. 【CorePlayer】による動画再生も、ファイルサイズに因らず安定してできるようになった
  • 本体サイズが薄型になったことで、携帯性が向上
    1. ちょっと背広の胸ポケットに放り込んでおいても、気にならない
    2. 鞄の小さなポケットにも入るようになった
    3. 電話をかける姿も違和感がなく、女性にも受け入れられやすくなった
  • 内蔵カメラの描写性能がアップ
    1. 暗所撮影以外、光量がしっかりとあれば、問題のない再現性
    2. 接写機能がアップしたことで、表現力がアップ
    3. とりあえずデジカメを持ち歩かなくてもいいかな?と思わせてくれる
  • 本体スライドキーボードが多機能化
    1. 「半角/全角」キーは非常に便利(→SIPトグルアプリの導入が不要に)
    2. 「Fn」+(左右方向キー)がソフトキーを持つようになったことで、キーボードでのハンドリングが一気に向上した
    3. 数字キーがなくなったことは、運用上全く気にならない(そもそも数字を打つ頻度はさほど多くなかったらしい)
    4. 「Fn」+OKキーで無線LAN機能のオンオフができるのは便利
    5. その他、ショートカットキーの設定があるのが嬉しい(例:「文字」+「SPACE」でスタートメニュー展開、など)
  • 「Xcrawl」機能は使い込むと便利に
    1. なれるまでは時間がかかるが、【XcrawlEx】などのチューニングアプリを使うことで、自分に適したセッティングにカスタマイズ可能
    2. 【OperaMobile】でのスクロール機能は、ブラウジング時の閲覧性が一気に向上した
    3. 【CorePlayer】での早送り/巻き戻し機能は、非常に使いやすく感じる
  • W-ZERO3[es]から継承された本体キーボード横のソフトリセットスイッチ
    1. トラブル時にこれを押してみてリセットできるかできないかで、問題の深刻さを判断することができる
  • タツキが改善された本体スライドギミック
    1. 遊びが少なくなり、シビアにスライドするようになった(反面、本体キーボード手前二点がスライド部分のレールとの干渉によって、塗装が削れてしまってもいるが、気にしないorz)
    2. 片手での開閉が非常に楽にできるようになった(本体サイズも影響していると思われる)
  • Bluetooth機能が安定化(【WakeBT】にて機能化後)
    1. StowawayBluetoothKeyboardで入力しているときに、安定したペアリング環境が得られている(以前、W-ZERO3[es]では一定時間でペアリングが外れるなどの問題が生じることもあった)
    2. DUNプロファイルを外してもらっていいので、是非ヘッドセット・プロファイルの実装をお願いしたい


とりあえず思いつくメリットだけをだらだらと書いてみました。デメリットについては、また考えがまとまった段階で書いてみたいと思います。とにかく思うことは、もっとデフォルトである程度使えるようにセッティングをチューニングしてから市場に投入してほしいということです。現在導入しているアプリケーションによって得られている快適な運用環境は、ソフト作者の方々のご尽力の上に成り立っていると強く感じます。皆さんに対して、感謝の念を禁じ得ません(*´人`)

(撮影はX02HTです^^;)